商品・サービス国際(ニース)分類改正版〔第11-2021版〕
世界知的所有権機関(WIPO)はニース協定の商品・サービス国際分類を改正した。この改正に対応する第11-2021版(Nice Classification, 11th Edition–Version 2021) は2021年1月1日から正式に発効する。
家登精密と米インテグリス 特許訴訟を取下げ和解へ
ウェハー及びレチクルステージサプライヤーの家登精密(Gudeng Precision)と米インテグリスは18日、共同で和解宣言及び秘密保持の実施許諾協議書にサインし、インテグリスはRSP及びEUVレクチルボックスの関連技術について家登精密に実施許諾し、双方は全ての特許訴訟及び特許争議を取り下げると発表した。但し、秘密保持協議に基づき和解内容は公開しない。和解に伴い、家登精密は仮執行を免れることができる担保金9億7,887万台湾元(約36億円)を取り戻すことができ、今後の拡張需要及び運営資金にあてられる。
第3四半期の知財動向に対する知的財産局洪局長の見解
知的財産局は10月27日、2020年第3四半期の知的財産権動向を発表した。これに対し、知的財産局の洪淑敏・局長は次のようにコメントした。コロナ禍で世界的にビジネス活動に影響が出ているため、外国人による出願件数は昨年より減少している。さらに、海外でのコロナ禍第二波の到来による企業収益への影響を受け、企業は研究開発コストと支出比率へ何らかの調整をする必要がでてくるため、第4四半期も楽観視できない。
アップル、iPhone12発売に向けラーガンと特許使用許諾の交渉開始
アップルはスマートフォン新機種iPhone12を9月以降に発売するとされている。市場関係者によるとiPhone12の広角カメラレンズの設計が、台湾の光学レンズ最大手である大立光電(ラーガン・プレジション)の特許に抵触する可能性があると見られ、アップルが使用許諾の交渉を開始した模様である。これが実現すれば、ラーガンはアップルからの受注だけでなくライセンス料収入も得ることができ、アップルサプライチェーンでの唯一無二の存在となる可能性もあると見られている。
模倣品が氾濫する台湾でのクレーンゲーム 警察が法執行
ここ数年、台湾ではクレーンゲームの店舗が急増しているが、その多くは模倣品であふれている。