第3四半期の知財動向に対する知的財産局洪局長の見解
知的財産局は10月27日、2020年第3四半期の知的財産権動向を発表した。これに対し、知的財産局の洪淑敏・局長は次のようにコメントした。コロナ禍で世界的にビジネス活動に影響が出ているため、外国人による出願件数は昨年より減少している。さらに、海外でのコロナ禍第二波の到来による企業収益への影響を受け、企業は研究開発コストと支出比率へ何らかの調整をする必要がでてくるため、第4四半期も楽観視できない。
アップル、iPhone12発売に向けラーガンと特許使用許諾の交渉開始
アップルはスマートフォン新機種iPhone12を9月以降に発売するとされている。市場関係者によるとiPhone12の広角カメラレンズの設計が、台湾の光学レンズ最大手である大立光電(ラーガン・プレジション)の特許に抵触する可能性があると見られ、アップルが使用許諾の交渉を開始した模様である。これが実現すれば、ラーガンはアップルからの受注だけでなくライセンス料収入も得ることができ、アップルサプライチェーンでの唯一無二の存在となる可能性もあると見られている。
模倣品が氾濫する台湾でのクレーンゲーム 警察が法執行
ここ数年、台湾ではクレーンゲームの店舗が急増しているが、その多くは模倣品であふれている。
特許審査期間の改正公告
台湾知的財産局(TIPO)ウェブサイトの掲示板によると、特許審査期間の改正は2020年5月19日から施行すると公告されています。
台湾PGIが米国PacBioを特許権侵害で提訴
台湾遺伝子解析ツール開発会社の体学バイオ(Personal Genomics, Inc. : PGI)は、米国パシフィック・バイオサイエンシズ・オブ・カリフォルニア(PacBio)がPGIの特許(米国特許US7767441及び中国特許CN101743321B)を侵害したとして、2019年9月27日に米国デラウェア州地方裁判所に、また、2020年5月18日に中国武漢の裁判所に提訴した。