日台特許審査ハイウェイ(PPH MOTTAINAI)の本格実施が2020年5月1日より正式施行
日台特許審査ハイウェイ(PPH MOTTAINAI)施行プログラムは2020年4月30日で満期を迎える。実施成果が非常に良いことから日台双方は5月1日から同計画を本格実施とし、引き続き双方の出願人に安定して迅速なサービスを提供していくことに合意した。
「銅鑼湾書店」商標をめぐる物議に知的財産局は識別性の立証必須と説明
かつて香港で中国共産党を批判する「禁書」を扱い閉店に追い込まれた「銅鑼湾書店」の林栄基店長が、台湾での再開に向け4月に知的財産局へ「銅鑼湾書店」商標を登録出願したところ、すでに先取り出願されており登録できないとのニュースが物議を醸しだしている。
医療界が強制実施権発動を呼びかけ
台湾の(新型コロナウイルスに対する)防疫は好成績を奏している。こうした中、医療界は次のように呼びかけている。すなわち、部署横断体制で呼吸器国家チームを設立すべきであるが、現実には多くの特許技術が国外大手メーカーに握られている。したがって、知的財産局は「強制実施権」の発動に協力すべきであるとの呼びかけである。
ドラマ・映画の海賊版視聴サイトを摘発
台湾最大の配信量を持つドラマ・映画の海賊版視聴サイト「楓林網 (8 maple)」は、6年間にわたり各国のドラマをアップロードし無料視聴を提供していた。内政部警政署刑事警察局(以下、「刑事局」と略称)は、米国の6大映画会社からの通報を受け、サイトを構築した陳、荘という桃園在住の2人の男を著作権法違反で書類送検した。権利侵害額は10億台湾元(約36億円)にのぼる。
ポケモンGo Plusの模倣品を販売していた男に販売単価の600倍の賠償金判決
2018年に周と言う男が露天オークションサイトを使いポケモンGO Plus等の模倣品を1つ550台湾元(約2,000円)で販売しているのを、任天堂が発見し賠償金を求め訴訟提起していた事件で、知的財産裁判所は、被告に対し販売単価の600倍の金額である33万台湾元(約119万円)の賠償金を支払うよう命じる判決が確定した。