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知財裁判所2022年度1刑智上易字第17号
商標法 (パロディ)
2022年第3四半期の知的財産権動向
2022年第3四半期における特許、実用新案、意匠の三種類の専利出願件数は18,174件で前年同期比0.2%微増となり、商標登録出願件数は25,310件で前年同期比2%増と小幅成長となった。特許出願においては、昨年同期比3%増となり、台湾の高等教育機関、研究機関及び金融三業の出願件数が、それぞれ前年同期比9%~22%増となり、外国人による出願件数は5%増となった。特許出願人において、台湾法人では台湾積体電路製造(TSMC)が出願件数277件で連続7年の1位となり、外国法人ではクアルコムが220件で最多となった。商標登録出願では、「農業食材」、「商業金融」、「健康医療事務」産業が最も多く、台湾人では「農業食材」産業(5,866件)、外国人は「技術研究」産業(1,918件)が最も多かった。商標登録出願人において、台湾法人では統一企業が出願件数191件でトップとなり、外国法人ではIPPLUSが150件で最多となった。
2021年の台湾及びWIPOにおける特許出願受理件数の趨勢比較分析
2021年の台湾における特許出願受理件数は49,116件で2014年以来の最高となった。世界知的所有権機関(WIPO)の特許協力条約(PCT)に基づく国際特許出願件数は約277,500件と過去最高を記録した。台湾の技術分野は「半導体」(6,360件)が最も多く、「コンピュータテクノロジー」(4,283件)がそれに続き、WIPOでは「コンピュータテクノロジー」(26,092件)が最も多く、「半導体」(8,346件)はランキング10位となり、「半導体」は台湾において技術の優位性を有することを示した。台湾人による出願件数は台湾積体電路製造(TSMC)が1位となり、WIPOにおいてはファーウェイ(HUAWEI)が1位となった。このほか、クアルコムとサムスン電子はいずれも台湾及びWIPOの出願人上位10位にランクインした。
2022年上半期の知的財産権趨勢
2022年上半期における特許、実用新案、意匠の三種の専利の新規出願件数は34,753件(前年同期比1%減)で微減となったが、商標登録出願件数は46,578件(前年同期比0.4%増)と微増となった。台湾人による特許出願件数は、大企業及び高等教育機関の出願件数がそれぞれ前年同期比3%増となり、外国人による同件数は前年同期比6%増となった。出願人において、台湾積体電路製造(TSMC)が1,163件と6年連続の台湾人出願人のトップとなり、外国人出願人においては、アプライド・マテリアルズが438件で最多となった。商標出願件数は「農業食材」産業が最も多く、台湾人及び外国人による出願件数はそれぞれ「農業食材」(13,240件)及び「技術研究」(3,964件)産業の出願件数が最多となり、直近2年においていずれもプラス成長を維持した。出願人においては、台湾法人では統一企業が548件、外国法人では廣東龍順國際物流が85 件で最多となった。
知的財産裁判所2019年度民専上字第43号判決
専利法(意匠の類否)