ラーガンが専利戦始動 再びジニアスを提訴
ラーガン(LARGAN:大立光)が再び専利戦に着手し、先日、台湾知的財産及び商業裁判所に対し、宿敵のジニアス(GSEO:玉晶光)が特許侵害を起こしたとして訴訟を提起した。これはラーガンにとってジニアスに対する3度目の提訴であり、また初の台湾での特許権侵害訴訟の提訴でもある。外界は、両者はいずれもアップルのiPhoneレンズの主要サプライヤーであり、ラーガンがジニアスを権利侵害で提訴した意図は、大口顧客のアップルに対し声高に主張することで、より多くの注文を勝ち取るためだとみている。
出願商標「athlete Chiffon」は商標法3条1項3号に該当するとされた事例
事案の概要
原告(審判請求人・出願人)は、「athlete Chiffon」を標準文字で表した商標について、43類「飲食物の提供,宿泊施設の提供,宿泊施設の提供の契約の媒介又は取次ぎ」を指定役務として登録出願をしたが、拒絶査定を受け拒絶査定不服審判(2022-8603)を請求した処、特許庁は不成立審決をしたため、知財高裁に対し、審決の取消しを求めて提訴した事案である。拒絶理由は、商標法3条1項3号及び同4条1項16号該当である。
東レが不正競争及び商標権侵害訴訟で東麗炭繊維に勝訴
東レ株式会社(以下「東レ」)は、東麗炭繊維(広東)有限責任公司社(以下「東麗炭繊維社」:提訴時の商号。提訴後、被告は自ら商号を創騰炭繊維(広東)有限責任公司へ変更)に対し提起した不正競争及び商標権侵害訴訟について、中国広東省深圳市宝安区人民法院で勝訴したと発表した。
仮想商品、メタバース、NFTのための商標分類ガイダンス
世界の多くの知的財産庁と同様に、IPオーストラリアも仮想商品、メタバース、NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)に関する商標出願の急増がみられる。
シーメンスの商標権侵害及び不正競争訴訟で最高人民法院が模倣・混同行為を認定
洗濯機器を指定商品とする中国登録商標「西门子」に対し、シーメンス株式会社(以下「シーメンス」)とシーメンス(中国)有限公司(以下「シーメンス中国」)がその専用権を有する上、長年間の使用を経て、比較的に高い知名度を獲得した。