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台湾2017年度知財統計情報

2018/02/05 IP 統計

2017年度特許出願総件数は73,791件で、2016年より2%増となり4年ぶりのプラス成長に転じた。発明特許出願のうち、国内出願人の出願件数は18,199件で8%増とな、著しい成長を見せた。商標出願総件数は83,802件で8萬件を超え、過去5年間で最高であった。審査の効率化によって、発明特許の一次審査通知までの平均期間は9ヶ月に下がり、商標出願も約5月となり、審査待ち件数はそれぞれ4.4萬件と4.6萬件まで減少した。

 

3種類の特許出願総件数は73,791件で、2016年より2%増となり、2013年の衰退以来、初のプラス成長である。特許出願のうち、発明特許出願(46,122件)は5%増となり、過去4年の退勢を挽回した。しかし、実用新案(19,549件)および意匠(8,120件)は減少となった。実用新案は連続5年で減り続けているが、減少幅が縮小した。

 

特許出願人の国籍別で見ると、2017年国内出願人の出願件数は40,835件で、国外出願人の出願件数は32,956件で、2016年より少し成長した。国内出願人のうち、発明は18,199件で8%増となり、特許出願の中で唯一のプラス成長である。意匠は4,293件で6%減となる。国外出願人のうち、発明は27,923件で、実用新案は1,206件で、年平均4%増となる。

 

なお、外国出願人において、日本は特許出願総件数が13,850件で1位を占め、米国(7,312件)、中国(2,674件)が後に続く。特許の種類から見ると、発明および意匠は日本が1位になり、実用新案は中国が最も多い。

 

知的財産局は審査の迅速化施策により、積極的に審査の効率化を図りつつ、他国の特許庁と特許審査ハイウエイ(PPH)計画を締び続けるため、審査効率は過去5年間の最速レベルに達した。2017年発明特許の一次審査通知までの平均期間は9月に下がり、平均査定期間は約16月となる。また、審査待ち件数は4.4萬件までに減少した。2010年に「特許審査待ち案件への取組」を行って以来、積極的に種々の措置を実施することで、全体的成果としては予定の目標を超えた。

 

国内出願人の活躍のため、2017年の商標出願件数は83,802件で、過去5年間の最高となる。出願人の国籍別で見ると、国内出願人の出願件数は61,215件で、国外出願人の出願件数は22,587件で、それぞれ2016年より6%と4%増となる。

 

台湾商標出願トップ5の国について、中国は4,830件(+13%)で、件数と成長率と両方とも一位を占める。日本は(3,892件、+6%)で米国(3,684件、-1%)を超え、二位になる。商標出願トップ5の国の中で、アジアの国は4席を占めて、台湾への積極的な戦略定石が分かる。

 

年々増加する出願件数からの挑戦に臨み、知的財産局は商標出願に対しても全力で審査の効率化を図り、一次審査通知までの平均期間と査定期間をぞれぞれ約5ヶ月と7ヶ月まで低減させ、審査待ち件数も僅か4.6萬件まで減少させ、どちらも過去5年間で最低であった。

 

上記の情報はTIPOウェブサイトにより翻訳されたものであり、その詳細は下記リンクによりご参照ください。

https://www.tipo.gov.tw/ct.asp?xItem=657088&ctNode=7123&mp=1

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