最高裁判所2024年度台上字第1585号
2024/10/16 IP 判決A社が D社に対して、A社の製品(Mod NX 携帯電話ケース)をD社が模倣したことが (「悪魔盾一代」「悪魔盾二代」携帯電話保護ケース)、公平交易法第22条、第25 条に違反するとして、販売の差止め、損害の賠償等を求めた(具体的にどの点が類似していたと認定されたのかについては、【判決の概要】おいて詳しく紹介する)。 裁判所は、公平交易法第22条違反は認めなかったが、公平交易法第25条(「本法に別段の規定があるものの他、事業者は、取引秩序に影響するに足る欺罔行為又は明らか 2 に公平性を欠くその他の行為をしてはならない」と規定されているにすぎない)に違反したとして、販売の差止め、損害賠償請求等を認めた。本件は、高度模倣行為が違法になる場合、どのような要素が考慮されるのかを検討する上で、参考になると思われる。
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