2015年国際特許出願、中国・華為が連続1位、三菱電機は5位
2016/03/15 中国WIPO(世界知的所有権機関)は3月16日、特許協力条約(PCT)に基づく2015年の国際特許出願状況を発表した。
出願総数は、前年比1.7%増の約21万8千件で、国別のベスト10は順位も含め前年と同じとなり、5位までは下記のとおり。6位から10位は、フランス、英国、オランダ、スイス、スウェーデンの順となっている。なお、前年比では、3位中国が16.8%増と伸びが大きく、日本も4.4%増だったが、1位の米国は6.7%減だった。
順位(前年)国・地域 件数
1(1) 米国 57,385
2(2) 日本 44,235
3(3) 中国 29,846
4(4) ドイツ 18,076
5(5) 韓国 14,626
企業別では、中国のファーウェイ(華為技術)が2年連続の1位、2位、3位も2年連続の米クアルコムと中国ZTE(中興通訊)で、4位は前年11位からベスト10入りした韓国サムスン電子だった。日本企業では前年と同じ5位の三菱電機が最上位で、ソニーが8位となり、以前は連続1位で、前年は4位だったパナソニックは16位となりベスト10から外れた。
順位(前年) 企業名(国・地域) 件数
1 (1) ファーウェイ(中) 3,898
2 (2) クアルコム(米) 2,442
3 (3) ZTE(中) 2,155
4 (11) サムスン電子(韓) 1,683
5 (5) 三菱電機(日) 1,593
6 (7) エリクソン(スウェ-デン) 1,481
7 (16) LG電子(韓) 1,457
8 (21) ソニー(米) 1,381
9 (10) フィリップス(蘭) 1,378
10 (25) HP(米) 1,310
【詳細】U.S. Extends Lead in International Patent and Trademark Filings
本文章は『知財情報局』から転載されたものです。