「TEA COFFEEは商標権侵害」と提訴
2018/07/20 日本「アサヒ飲料」(東京)のお茶入りコーヒー「TEA COFFEE」が、自社商品と似た名称で商標権を侵害しているとして、食品会社「エーゲル」(京都市)がアサヒ飲料に3300万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。19日の第1回口頭弁論で、アサヒ飲料は請求棄却を求めた。
訴状によると、エーゲルは2016年6月、コーヒーに宇治茶を加えた「TeaCoffee」の販売を開始。17年7月に商標登録し、全国の「東急ハンズ」などで売られている。一方、アサヒ飲料は「ワンダ TEA COFFEE」の商品名で、今年4月にほうじ茶入りカフェラテ、6月に煎茶入りコーヒーのペットボトル飲料を発売した。
エーゲルは「消費者から『アサヒ飲料のまねをしている』と誤解される。大企業が弱者のブランドを踏みにじっている」と主張。アサヒ飲料は答弁書で「商品の原材料を示す表示にすぎず、商標権は侵害していない」と反論している。
※本文章は『読売新聞』から転載されたものです。