《知財》アディダス、実業家の商標訴訟取り下げ
2016/11/07 国際スポーツ用品大手の独アディダスが、インドネシアで地元実業家の持つ商標登録の無効化を求めていた訴訟を取り下げていたことが、4日までに明らかになった。訴訟取り下げの理由は明らかになっていない。同日付ビスニス・インドネシアが伝えた。
中央ジャカルタ地方裁判所によると、訴訟は9月22日に取り下げられた。アディダス代理人のデビー氏は「訴訟を取り下げた理由については公表できない」とコメントした。
一方、地裁のシャムスル裁判長は、アディダスの訴訟取り下げを認めた上で、今後も独自に審理を継続することを決定した。
アディダスは、実業家ジミー・サンジャヤ氏の登録したアディダスの商標と3本線のロゴが、アディダスのものと類似していると主張。中央ジャカルタ地裁に商標無効化を求めて提訴していた。被告のジミー氏は裁判所に一度も出廷しなかった。
本文章は『NNA ASIA』から転載されたものです。