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ティッシュ大戦 雲林 大手メーカーが権利侵害で提訴 逆に専利盗用を暴露される

2025/07/15 台湾

雲林県北港鎮のティッシュペーパー業者の唐古拉有限公司(TANGGULA LIMITED COMPANY、唐古拉)は、最近、台湾で著名なティッシュペーパー大手メーカーから、「厚」というティッシュペーパー商品の商標権を侵害しているとして提訴された。唐古拉は14日、弁護士に事実確認を依頼した結果権利侵害はなく、逆に大手メーカーがティッシュペーパーの専利を盗用していると反論し、責任の追究はまだ行っていないものの、商標権について加害者が先に訴訟を起こしているため相手方に対し公開で釈明・謝罪を行うよう要求し、さもなければ提訴も排除しないと説明した。

 

唐古拉は主に自社ブランド「邦尼熊(BeniBear)ティッシュ」を生産している。最近、台湾のティッシュペーパー大手メーカーが委任した弁護士から、その吊り下げ式底部抽出ティッシュペーパーの包装に使用している「厚」の文字が類似していると指摘する声明書を連続して受け取った。大手メーカーは同時に、唐古拉と協力しているスーパーマーケット、農会店舗、電子商取引等の流通プラットフォームにも文書を送付した。

 

唐古拉の責任者である呉品峰氏は、次のように述べた。「厚」の文字自身は一般的な形容詞であり、商標としての識別性を具備せず、すでに商標局でも審査時に拒絶されている。大手メーカーはかつて「厚棒」を商標登録出願したが、「厚」の文字は単独で商標登録することはできない。「厚棒」の登録出願が存在しているとしても、その構成は、大手メーカーが主張する、「厚」の文字を含む他の商品が権利を侵害しているとするには、依然として不十分である。

 

呉品峰氏は、唐古拉はデザイン、生産、専利出願を一歩一歩着実に進めてきており、今になって専利も商標もない大手メーカーから脅迫され、このようなやり方には妥協できないと述べた。

 

また、呉品峰氏は、大手メーカーが販売している吊り下げ式多機能ウェットティッシュの外包装に採用されている「3つの吊り下げ穴」デザインがまさに唐古拉が2年前に出願し登録された専利であるが、市場の秩序を尊重するため、大手メーカーの権利侵害に対して警告書の郵送や弁護士を通じた脅迫を行うことは一度もなかったと述べた。現在、大手メーカーは、逆に「厚」の文字を利用して唐古拉に販売協力している顧客を威嚇する文書を送付しており、加害者が先に訴訟を起こしたと言わざるを得ない。

 

大手メーカーから委託された法律事務所が唐古拉の販売先へ送付した声明文では、唐古拉が生産・販売している邦尼熊(BeniBear)吊り下げ式底部抽出ティッシュペーパーは、その外包装の「厚」の文字の全視覚的デザインや主なデザインフォントが商品「厚棒」の外包装、商標文字デザインに非常に類似しており、消費者に混同誤認を引き起こすおそれがあると主張している。当該メーカーが有する商標権及び著作権に関わり、権利を侵害するおそれがあるため、唐古拉に対し、すでに必要な法的手段を講じた。
 

※本文章は『台湾知的財産権情報サイト』から転載されたものです。

經通國際智慧產權事務所

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