台湾2017年度第1四半期の知財統計情報
2017/04/26 台湾経済部知的財産局の2017年度第1四半期の知財統計情報によると、特許の新規出願総件数は17,670件で、昨年同期より6%増となった。一方、商標の出願件数は18,976件で、5%増となった。
一、特許出願の趨勢
(1)2017年度第1四半期、特許の新規出願総件数は17,670件で、昨年同期より6%増となった。そのうち発明特許は11,174件で、実用新案は4,659件で、意匠は1,837件で、それぞれ8%、2%、3%の増加だった。
(2)発明特許出願のうち、国内出願人の出願件数は3,769件で、国外出願人の出願件数は7,405件で、それぞれ8%、9%増となった。国外出願人のうち、日本は3,540件で1位を占め、米国(1,604件)、中国(425件)、香港(417件)、韓国(401件)が後に続く。
(3)発明特許出願トップ5について、国内出願人においてそれぞれTSMC(132件, +326%)、MediaTek (83件, +592%)、鴻海精密工業(78件, +63%)、 Acer(61件, +22%)、友達光電(58件, -22%)となった。一方、国外出願人においてそれぞれAlibaba Group(372件, +879%)、Intel(159件, +5%)、Qualcomm(144件, -4%)、東京エレクトロン(99件, +15%)、半導体エネルギー研究所(98件, -7%)となった。
(4)国内発明特許出願人のうち、企業は2,735件で、昨年同期より11%大幅に増となった。一方、研究機構は109件で、昨年同期より14%減となった。高等教育機関は320件で、個人は605件で、それぞれ昨年同期とほぼ同じ、3%、1%増となった。高等教育機関うち、清華大学(30件)は1位を占め、長庚大学(16件)、臺湾大学(15件)が後に続く。
二、特許公告登録の趨勢
(1)2017年第1四半期では、三種類の特許公告登録件数は17,923件になり、6%の減少であった。そのうち、発明は12,130件で、実用新案は4,178件で、意匠は1,615件で、それぞれ3%、11%と13%の減少だった。
(2)発明特許出願のうち、国内出願人の公告登録件数は5,053件で、国外出願人の公告登録件数は7,077件で、それぞれ4%、3%減となった。国外出願人のうち、日本は3,370件で1位を占め、米国(2,168件)、中国(550件)、韓国(540件)、ドイツ(406件)が後に続く。
(3)発明特許公告登録トップ5は、国内出願人においてそれぞれ鴻海精密工業(275件)、工業技術研究院(177件)、TSMC(165件)、友達光電(142件)、旺宏電子(86件)となった。一方、国外出願人においてそれぞれIntel(270件)、半導体エネルギー研究所(195件)、Apple Inc.(108件)、東京エレクトロン(99件)、三菱電機(76件)、S-LCD(76件)となった。
三、商標出願の趨勢
(1)2017年度第1四半期、商標の出願件数は18,976件で、昨年同期より5%成長した。
(2)国内出願人による出願件数は14,097件で、9%成長した。外国出願人による出願件数は4,879件で、5%減少した。
(3)外国出願人のうち、中国は934件で一位を占め、次いては日本(877件)、米国(802件)、韓国(304件)、香港(296件)だった。
上記の情報はTIPOウェブサイトにより翻訳されたものであり、その詳細は下記リンクによりご参照ください。
https://www.tipo.gov.tw/ct.asp?xItem=621790&ctNode=7123&mp=1