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台湾における特許出願件数 トップの半導体分野に次いでAI分野が健闘

2019/11/06 台湾

経済部統計処は115日、台湾における特許出願件数は3年連続で成長しており、特許では「半導体」分野への出願が首位となり、次いで「演算テクノロジー」分野となり、台湾における半導体と人工知能(AI)の発展の産業的優勢が明らかとなったと発表した。

 

注目に値するのは、AIの発展に伴い、近年における演算テクノロジーの特許ポートフォリオの展開が目覚ましく、もうすぐ半導体分野を上回るのではないかと期待されていることである。

 

特許は一国のテクノロジーの進歩、経済発展の重要な指標である。経済部の統計によると、2018年における4.7万件あまりの特許のうち、国籍を問わず出願人全体で、「半導体」「演算テクノロジー」の分野が最も多く、上位2位を占め、2018年の出願はいずれも4,000件を超え、それぞれの出願数に占める割合は11.1%と9.8%、そして「電子機械エネルギー装置」は6.5%を占め第三位となっており、上記の3大分野はいずれも台湾製造業の優位な分野となっている。

 

外国人出願人についてさらに観察してみると、日本及び韓国が台湾で最も出願している分野は「半導体」であり、米国は「デジタル通信」、「半導体」、「演算テクノロジー」、中国は「演算テクノロジー」、「デジタル通信」、「半導体」分野が多くなっている。

 

経済部統計処の職員によると、台湾の半導体産業は競争優位性を有しており、日本、韓国のような半導体主力国家が東京エレクトロンやサムスンなど台湾での半導体特許のポートフォリオ展開をもたらしていると述べた。

 

台湾人による出願を見てみると、上位3大技術分野は順に、「演算テクノロジー」、「半導体」、「電子機械エネルギー装置」となっている。2018年の台湾人出願人による演算テクノロジー分野の特許出願件数は2,371件に達し、いっぽうで半導体分野は1,740件に留まり、AIの波が訪れ、台湾人及び台湾企業ともAIポートフォリオの展開が大幅に増加していることが顕著に示された。

 

経済部の統計によると、台湾の専利の新規出願件数は2012年に85,074件のピーク後、4年連続で衰退し、2017年には小幅回復を見せたものの2018年には再度減少したが、依然として7.3万件以上を維持している。今年1月から9月の出願件数は54,511件(前年同期比1.7%増)で、そのうち特許は35,036件(前年同期比2.4%増)と最も多く全体の64.3%を占め、連続3年のプラス成長を見せ、台湾テクノロジーの進歩と経済発展エネルギーのシフトが示されている。

 

本文章は『台湾知的財産権ニュース』から転載されたものです。

經通國際智慧產權事務所

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