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台湾ビールの登録商標訴訟、青島ビールが敗訴[食品]

2015/08/24 台湾

台湾エン酒(TTL、エン=草かんむりに於)が「台湾ビール」に関連して商標登録しているロゴなどをめぐり、中国の「青島ビール」の台湾販売代理店である台湾青ヒ(TTBC、ヒ=口へんに卑)が、識別性に欠けるなどとして使用差し止めを求めていた訴訟で、台湾の最高行政法院は20日、TTBCの訴えを棄却した。21日付工商時報などが伝えた。

 

問題となったのは、TTLが2004年に経済部(経産省)智慧財産局(智財局)に商標登録したロゴ。TTBCは、描かれている麦の穂や台湾の地形の図柄、「FRESH」の文字がいずれも、関連法で規定される「商標は識別性と独自性を持つ必要がある」の内容に違反すると指摘。さらに、「台湾の青ヒ」(台湾の「青ビール」)のキャッチフレーズは、青島ビールの略称と混同されやすいなどとして、同社は10年に智財局に対し当該商標の使用差し止めを請求した。しかし請求は退けられ、行政訴訟も棄却されたため、最高行政法院に提訴していた。

 

智財局は、当該商標について「麦の穂のデザインは多数のビールメーカーが使用しており、TTLも使用可能な上、同社のデザインは他メーカーとは異なる。『台湾の青ビール』も独自性がある」などと指摘。最高行政法院は判決について、「キャッチフレーズの『青』は台湾語で『生』『新鮮』などを表し、地名(青島)を示すものではない。さらに台湾の地形の図柄が加わることで台湾のビールであるとの印象が強く、識別性がある」などと説明した。

 

本文章は『NNA.ASIA』から転載されたものです。

經通國際智慧產權事務所

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