台湾2017年度上半期の知財統計情報
2017/07/26 IP 統計経済部知的財産局の2017年度上半期の知財統計情報によると、発明特許、実用新案、意匠三種類の特許出願総件数は35,566件で、昨年同期より3%増となった。一方、商標出願件数は40,390件で、6%増となった。
一、特許出願の趨勢
(一)2017年度上半期、三種類の特許出願総件数は35,566件で、昨年同期より3%増となった。そのうち発明特許は21,913件で、意匠は3,959件で、それぞれ6%、0.4%増となったが、実用新案は9,694件で、2%減となった。
(二)発明特許出願のうち、国内出願人の出願件数は8,086件で、国外出願人の出願件数は13,827件で、それぞれ9%、5%増となった。国外出願人のうち、日本は6,275件で1位を占め、米国(3,244件)、韓国(822件)、中国(807件)、香港(589件)が後に続く。
(三)発明特許出願トップ5について、国内出願人においてそれぞれTSMC (329件)、鴻海(215件)、MediaTek (165件)、Acer(136件)、AUO(129件)となった。一方、国外出願人においてそれぞれアリババ(495件)、インテル(269件)、Qualcomm(266件)、AMAT(236件)、SEL(222件)となった。
(四)国内発明特許出願人のうち、企業は5,749件で、個人は1,347件で、それぞれ昨年同期より12%、6%増となった。高等教育機関は759件で、研究機構は231件で、それぞれ2%、11%減となった。高等教育機関による出願において、清華大学(56件)は1位を占め、台湾大学(39件)、成功大学(37件)が後に続く。
二、特許公告登録の趨勢
(一)2017年上半期、三種類の特許公告登録件数は38,525件で、昨年同期より1%の減少だった。そのうち、発明は25,308件で、2%の増加だったが、実用新案は9,684件で、意匠は3,533件で、それぞれ2%と12%の減少だった。
(二)発明特許出願のうち、国内出願人の公告登録件数は10,531件で、2%の減少だったが、国外出願人の公告登録件数は14,777件で、4%の増加だった。国外出願人のうち、日本は6,470件で1位を占め、米国(3,959件)、韓国(1,064件)、中国(838件)、ドイツ(677件)が後に続く。
(三)発明特許公告登録のトップ5は、国内出願人においてそれぞれ鴻海(483件)、TSMC(332件)、ITRI(323件)、AUO(261件)、Macronix(154件)となった。一方、国外出願人においてそれぞれインテル(525件)、SEL(374件)、東京エレクトロン(227件)、アップル(189件)、サムスン(182件)となった。
三、商標出願の趨勢
(一)2017年度上半期、商標出願件数は40,390件で、昨年同期より6%増となった。
(二)国内出願人による出願件数は30,028件で8%の増加であったが、外国出願人による出願件数は10,362件で、2%の減少であった。
(三)外国出願人のうち、中国は(2,082件)1位を占め、次いては日本(1,841件)、米国(1,692件)、香港(713件)、韓国(668件)となった。
上記の情報はTIPOウェブサイトにより翻訳されたものであり、その詳細は下記リンクによりご参照ください。
https://www.tipo.gov.tw/ct.asp?xItem=634220&ctNode=7123&mp=1