最高裁判所2022年台上字第16号
2022/06/15 IP 判決【判決概要】
「権利の行使及び義務の履行は、誠実、信用の方法によらなければならない」とする信義誠実の原則(以下、信義則)は、法秩序を維持する上で最も重要な原則である。業務取引又はその他の関係により他人の商標の存在を知り、模倣する意図に基づき当該他人の商標を出願し商標権を取得した場合、商標権者はその商標権をなおも正当に行使できるか否か、さらには真の権利者による商標の使用行為を阻止できるか否かは、まさに前記信義則に関わる問題である。
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