「見分けつかない」堂島ロール、類似品で提訴 ロゴの差し止め求める 大阪地裁
2016/08/26 国際関西を中心に人気のロールケーキ「堂島ロール」を製造・販売するモンシェール(大阪市)が26日までに、類似商品「プレミアムロール」で商標権を侵害されたとして、同市の菓子会社「堂島プレミアム」と製造会社など計3社にロゴマークの使用差し止めなどを求め、大阪地裁に提訴した。
関西を中心に人気のロールケーキ「堂島ロール」を製造・販売するモンシェール(大阪市)が26日までに、類似商品「プレミアムロール」で商標権を侵害されたとして、同市の菓子会社「堂島プレミアム」と製造会社など計3社にロゴマークの使用差し止めなどを求め、大阪地裁に提訴した。
同日、第1回口頭弁論が同地裁(森崎英二裁判長)で開かれ、堂島プレミアム側は争う姿勢を示した。
堂島ロールは、生クリームを卵風味の生地で包んだロールケーキで、1日1万本以上売れるなど話題になった。モンシェールは、包装のほか「特徴や色合いが一見見分けが付かないほど似ている」として、「便乗して利益を得るために製造していることは明白だ」と主張。昨年申し立てた仮処分でロゴの差し止めを命じる決定が出たのに、その後も販売が続いているとしている。
一方、堂島プレミアム側の代理人弁護士は閉廷後の取材に「仮処分決定後は製造していない」と話した。
訴状などによると、モンシェールは堂島ロールを平成19年に商標登録した。一方、堂島プレミアムは25年ごろにはプレミアムロールを販売。商標登録の申請は堂島ロールとの誤認の恐れを理由に退けられた。
本文章は『産経WEST』から転載されたものです。