豊川いなり寿司 地域団体商標に
2018/01/09 日本いなり寿司発祥の地の1つとされる愛知県豊川市で、地元のNPO法人が「地域団体商標」として、国に申請していた「豊川いなり寿司」の商標が認められることになり、9日、NPOの関係者が市長に報告しました。
「地域団体商標」は、特許庁が、各地の伝統工芸品やご当地グルメなどを地名と組み合わせた商標として認める制度で、愛知県内では「豊橋カレーうどん」や「名古屋仏壇」、「一宮モーニング」など16件が登録されています。
9日は豊川市のNPO法人「みんなで豊川市を盛り上げ隊」のメンバーが豊川市役所に山脇実市長を訪ね、国に申請していた「豊川いなり寿司」が、「地域団体商標」として認められる見通しになったことを報告しました。
メンバーは、早速、豊川市の観光マスコットキャラクター「いなりん」とともに、いなり寿司発祥の地とされる豊川稲荷界隈に出向いて、いなり寿司をほおばりながら、初詣客に伝統の味覚をPRしていました。
「豊川いなり寿司」は、豊川市で、いなり寿司を製造・販売する、約70の業者が使用でき、NPOでは、今後、積極的にPRを行っていきたいとしています。
NPO法人の高木謙太朗さんは、「2年後の東京オリンピック・パラリンピックを念頭に、知名度をさらに上げ、海外にも販路を拡大していきたい」と話しています。
本文章は『NHK NEWS WEB』から転載されたものです。