「笑」商標登録に認可
2017/04/09 国際新城市東沖野在住の書家・松尾竹彦さん(78)が書くデザイン文字「笑」の商標登録がこのたび認可された。松尾さんは「新城のPRのために使えないか」と使用方法のアイデアを募っている。
県ダーツ協会会長でもある松尾さんは、一級海技士、海事補佐人などの肩書をもつ海の男。50年前に結婚し、同市の妻の実家に入った。10年ほど前にたまたま書いた書が「あたたかく味がある」と評判になったことがきっかけで、色紙やはがき、扇子などに言葉とかわいい絵を書くようになり、個展を開くまでになった。
同市に特産品があまりないことから、奥三河の間伐材を使った輪切り板などに字を書いて特産品にできないかと考え、大きな飾りから小さなストラップまで製作し展示したところこれも好評。現在、道の駅「もっくる新城」と新東名高速道路岡崎サービスエリアで販売。売り上げも好調だという。
板に書く言葉には「笑う」「笑顔」など「笑」の文字が使われている。この文字を同市の様々な商品や同市のPRなどに使えないかというのが、松尾さんの考え。自身まず一つ、「笑」と独特の文字や絵を描いたTシャツをこの夏に向けて製作準備中。
「新城の『笑』が誕生したことが一番うれしい」と話す松尾さん。「森の都新城 竹日子」も商標登録申請中だという。
土日祝日には、もっくる新城で気軽にサインに応じる松尾さんに出会うことができる。
本文章は『東日新聞』から転載されたものです。