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バンクシーの商標権認めず 「正体不明」あだに―EU機関

2020/09/18 国際

欧州連合知的財産庁(EUIPO、本部スペイン)は、英国のグリーティングカード製作会社の訴えに基づき、正体不明の芸術家バンクシーが描いた絵の商標権取り消しを決定した。EUIPOは、バンクシーが商標権の保有に必須の商業活動を行わなかったことから「商業利用の意図はなかった」と判断した。AFP通信などが17日、報じた。

 

問題となったのは、パレスチナ問題に焦点を当てた「花束を投げる人」の絵。バンクシーの代理会社が2014年、EUIPOに商標登録を出願した。登録から5年以内に商業利用されなければ、商標権は取り消される決まりになっている。

 

カード会社は昨年3月、EUIPOに対し、商標権の取り消しを求める申し立てを行った。これを受け、それまで商業活動を行っていなかったバンクシーは同10月、「商標権を守る目的」で、ロンドンに「店舗」と称するショールームを開設した。

 

EUIPOは「(店舗は)商業目的でなく、法をすり抜ける意図しかない。良心的なやり方ではない」と非難。バンクシーが商標権を著作権代わりに利用しようとしたと指摘した。その上で、バンクシーが「正体不明」でいる限りは「著作権の主張もできない」と強調した。

 

本文章は『時事ドットコムニュース』から転載されたものです。

經通國際智慧產權事務所

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