台湾2016年度第3四半期の知財統計情報
2016/10/25 台湾経済部知的財産局の2016年度第3四半期の知財統計情報によると、特許の新規出願総件数は18,121件で、2015年同期より0.34%増となった。一方、商標の出願件数は19,874件で、2.11%減となった。
一、特許出願の趨勢
(1)2016年度第3四半期、特許の新規出願総件数は18,121件で、2015年同期より0.34%増となった。そのうち発明特許は10,849件で、実用新案は5,045件で、それぞれ0.89%、1.75%減となったが、意匠は2,227件で、12.59%の増加だった。
(2)発明特許出願のうち、国内出願人の出願件数は4,066件で、国外出願人の出願件数は6,783件で、それぞれ0.59%、1.06%減となった。国外出願人のうち、日本は3,069件で1位を占め、米国(1,753件)、韓国(442件)、中国(335件)、ドイツ(314件)が後に続く。
(3)発明特許出願トップ5について、国内出願人においてそれぞれTSMC(211件)、鴻海精密工業(88件)、ITRI(66件)、AUO (59件)、Acer(46件)となった。一方、国外出願人においてそれぞれIntel(220件)、Qualcomm(168件)、半導体エネルギー研究所(119件)、Nitto(83件)、東京エレクトロン(71件)となった。
(4)国内発明特許出願人のうち、企業は2,868件で、研究機構は159件で、それぞれ2015年同期より0.95%、11.97%増となった。一方、高等教育機関は388件で、14.91%減となった。崑山科大(30件)は1位を占め、清華大学(29件)、成功大学(26件)が後に続く。個人は651件で、昨年同期と同じである。
二、特許公告登録の趨勢
(1)2016年第3四半期では、三種類の特許公告登録件数は17,811件になり、9.06%の減少であった。そのうち、発明は11,320件で、実用新案は4,739件で、意匠は1,752件で、それぞれ3.93%、17.88%と13.74%の減少だった。
(2)発明特許出願のうち、国内出願人の公告登録件数は4,874件で、国外出願人の公告登録件数は6,446件で、それぞれ4.99%、3.11%減となった。国外出願人のうち、日本は2,894件で1位を占め、米国(1,722件)、韓国(505件)、中国(336件)、ドイツ(263件)が後に続く。
(3)発明特許公告登録トップ5は、国内出願人においてそれぞれ鴻海精密工業(284件)、TSMC(169件)、ITRI(137件)、AUO (109件)、Wistron(103件)となった。一方、国外出願人においてそれぞれIntel(203件)、半導体エネルギー研究所(156件)、東京エレクトロン(110件)、LG化学(92件)、Apple(84件)、S-LCD(84件)となった。
三、商標出願の趨勢
(1)2016年度第3四半期、商標の出願件数は19,874件で、昨年同期より2.11%減となった。
(2)国内出願人による出願件数は14,513件で、外国出願人による出願件数は5,361件で、それぞれ1.44%、3.87%減となった
(3)外国出願人のうち、中国は957件で一位を占め、次いては日本(910件)、米国(875件)、香港(400件)、韓国(272件)だった。
上記の情報はTIPOウェブサイトにより翻訳されたものであり、その詳細は下記リンクによりご参照ください。
http://www.tipo.gov.tw/ct.asp?xItem=605340&ctNode=7123&mp=1