無断使用は駄目だモン! 熊本県、上海の温泉施設に抗議
2016/12/29 中国熊本県は28日、中国上海市の温泉施設が、県のPRキャラクター「くまモン」を模倣したパネルを無許可で作製し展示していたことが分かり、施設の運営会社に抗議して撤去させたと発表した。温泉施設は東京・お台場など国内各地に温泉施設を展開する「大江戸温泉物語」と同じ名称を使っており、日本側が「一切関係がない」と抗議している。
県によると、施設側は11月24日に熊本上海事務所にくまモンのイラスト利用の申請をしたが、県は「熊本の観光PRなどと関係ない」と断っていた。しかし12月22日、施設のホームページに、模倣したパネルが施設内に展示されている写真が掲載されているのを確認。県が4~5回にわたって抗議し、26日に撤去されたという。
くまモンのパネルやイラストを使用する場合は県の許可が必要だが、中国やタイなどでは無断使用にとどまらず、偽物のマスコットやグッズも出回っている。
=2016/12/29付 西日本新聞朝刊=
本文章は『西日本新聞』から転載されたものです。