「宇治碾茶」ブランド化へ 生産組合、商標登録目指す
2017/02/12 国際京都府の宇治市茶生産組合はこのほどの総会で、地域団体商標として「宇治碾(てん)茶」の登録を目指す方針を決めた。市内産碾茶の認証制度創設を新年度に目指しており、認証した茶の名称として活用する。
地域団体商標は地域名と商品名からなる呼称で、特産品のブランド保護や地域活性化のため、2006年に法律で制度化された。事業協同組合や商工会議所、NPO法人が登録主体となる。
宇治市茶生産組合は任意団体のため、登録に向けてNPO法人を4月に設立することを総会で確認した。6~9月にロゴなどを作成し、10月に「宇治碾茶」のPR活動を始め、来年3月に特許庁へ登録出願する予定。
抹茶の原料である碾茶の生産量は全国的に増えており、同組合は市内産を「宇治碾茶」として認証することでブランド確立を図る。認証に際しては栽培や収穫の方法に条件を設けるといい、同組合は「品質のレベルをしっかり担保できるようにしていきたい」としている。
【 2017年02月12日 17時00分 】
本文章は『京都新聞』から転載されたものです。