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トランプ氏に投与のリジェネロン抗体医薬、特許侵害訴訟の対象に

2020/10/06 国際

トランプ米大統領の新型コロナウイルス感染症(COVID19)治療に使用された米リジェネロン・ファーマシューティカルズの抗体カクテル療法の開発で、蛍光タンパク質が許可を得ずに利用されたとして、この技術の特許を持つカリフォルニア州の企業が5日、同社を提訴した。

 

この企業は1999年創業で株式未公開のアレル・バイオテクノロジオー・アンド・ファーマシューティカルズ。同社はニューヨーク州南部地区の連邦地裁に起こした訴訟で、この抗体医薬の開発時におけるタンパク質「mNeonGreen」使用に関しロイヤルティー支払いを求めた。アレルはこれとは別に、コロナワクチン開発を進めるファイザーとビオンテックもカリフォルニア州の連邦地裁に提訴した。

 

蛍光タンパク質は、ウイルスが抗体にどう反応するかなどを見極めるため、何が起きているかを研究者が観察できるように細胞に注入される。2019年3月に登録されたmNeonGreenの特許はその使用も対象に含まれる。アレルによると、このタンパク質は抗体医薬やワクチン候補の有効性を検証する際の「ゴールドスタンダード」と科学誌で呼ばれている。

 

アレルはサンディエゴの連邦地裁に提出した訴状で、ファイザーとビオンテックは「mNeonGreenを使用することによってのみ」ワクチン候補を「極めて迅速に」開発・試験することができたと主張した。

 

リジェネロンの広報担当ジョー・リッキュリ氏は電子メールで、「われわれはまだ訴状の詳細を精査している段階だが、リジェネロンが有効な特許を侵害したとの主張には同意できず、今回の訴訟でわれわれの立場を積極的に擁護していく」とコメントした。ファイザーとビオンテックの担当者にもコメントを求めたが、回答は得られていない。

 

本文章は『Bloomberg』から転載されたものです。

經通國際智慧產權事務所

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