「スマート未来∞栄光80年」専利法制定公布80周年
2024/04/26 台湾今年、専利法公布80周年を迎え、経済部智慧財産局(以下、「智慧局」と略す)は本日(26日)権威者による特集講演を開催し、同時に世界知的財産の日を祝福した。イベントには、蔡明誠・前司法院大法官、最高行政裁判所の陳国成・庭長及び工業技術研究院(ITRI)の王鵬瑜・副総裁兼法務長を特別に招聘し、台湾の専利法制度の沿革と展望、台湾専利訴訟制度の沿革、専利法制度と実務が産業に与える影響の3つのテーマについて、特集講演及び特集記事の発行を行い、ヒストリーの特別展示も開催した。
台湾企業は世界の産業チェーンにおいて重要な地位を占めており、特に半導体産業は世界をリードし、60%を超える先端プロセスの生産力は台湾が提供していることから、この強靭な産業競争の優位性を確保するため、専利制度は重要な役割を果たしている。良い専利制度が研究開発成果を保障し、産業の発展を促進できるのみならず国家競争力を向上させることもできることは証明されており、このことは、近年外資が台湾において設備投資を行い、積極的に研究開発センターを設立しているという実績によって認められている。台湾専利法公布80周年を迎えた智慧局が台湾専利制度の変遷を振り返ることには格段の意義がある。
一般大衆の専利制度理解を増進するため、智慧局は専利法制度、審査実務、専利訴訟及び産業専利戦略の運用をテーマとした「専利法公布80周年」特集を発行し、蔡明誠・前司法院大法官、陳国成・庭長及び王鵬瑜・法務長、智慧局職員である莊智恵氏、劉正旭氏、陳志弘氏、葉哲維氏、徐銘夆氏に寄稿を依頼した。いわゆる「千里の道も一歩から、まじめに慎重に、これら全てが歴史となる」について、智慧局は専利の歴史を整理するという目的から、権威者に論述の執筆を依頼しており、各界は台湾専利制度の発展の輪郭を垣間見ることができる。
今後、智慧局3階市民サービスエリアにて「スマート未来∞栄光80年」の特別展を開催し、古い専利包袋、1966年から1984年の旧蔵書、智慧局設立記念特集号、及び優良専利受賞アルバム等の専利の発展の足跡を展示する。興味がある方は参観願いたい。
※本文章は『台湾知的財産権情報サイト』から転載されたものです。