台湾2015年度第3四半期の知財統計情報
2015/10/28 台湾経済部知的財産局の2015年度第3四半期の知財統計情報によると、特許の新規出願総件数は18,059件で、2014年同期より6.0%減となった。一方、商標の出願件数は3.7%増となった。
一、特許出願の趨勢
(一)2015年度第3四半期、特許の新規出願総件数は18,059件で、2014年同期より6.0%減となった。そのうち発明特許は10,946件で、実用新案は5,135件で、意匠は1,978件で、それぞれ4.4%、11.0%、1.4%減となった。
(二)発明特許出願のうち、国内出願人の出願件数は4,090件で、11.4%減となり、国外出願人による出願件数は6,856件で、0.4%増となった。国外出願人のうち、日本は3,106件で1位を占め、米国(1,768件)、韓国(446件)、中国(354件)、ドイツ(339件)が後に続く。
(三)国内発明特許出願人のうち、企業は2,843件で、高等教育機関は457件で、研究機構は141件で、個人は649件である。企業、高等教育機関、研究機構、個人はそれぞれ2014年同期より11.0%、8.8%、14.5%、14.2%減となった。
(四)発明特許出願トップ5は、国内出願人においてそれぞれ鴻海精密工業(82件)、TSMC(80件)、AUO(71件)、ACER(52件)、ITRI(51件)となる。一方、国外出願人においてそれぞれINTEL(236件)、富士フイルム(133件)、東芝(126件)、SAMSUNG(98件)、東京エレクトロン(92件)となる。
二、特許公告登録の趨勢
(一)2015年第3四半期まで、三種類の特許公告登録件数は57,621件に累計し2.3%の成長である。そのうち、発明は35,083件で、5.7%成長し、意匠は5,634件で10.5%増加したが、実用新案は16,904件で6.3%減少した。
(二)発明特許出願のうち、国内出願人の公告登録件数は15,571件で、0.2%減となり、国外出願人の公告登録件数は19,512件で、10.9%増となった。国外出願人のうち、日本は8,546件で1位を占め、米国(5,562件)、韓国(1,285件)、中国(868件)、ドイツ(855件)が後に続く。
(三)発明特許公告登録トップ5は、国内出願人においてそれぞれ鴻海精密工業(1,085件)、ITRI(680件)、AUO(503件)、WISTRON(356件)、TSMC(262件)となる。一方、国外出願人においてそれぞれINTEL(389件)、SEL(306件)、アップル(305件)、東京エレクトロン(270件)、Qualcomm(253件)となる。
二、商標出願の趨勢
(一)2015年度第3四半期、商標の出願件数は20,302件で、昨年同期より3.7%増となった。
(二)国内出願人による出願件数は14,725件で2.7%増であり、外国出願人による出願件数は5,577件で、6.5%の成長もあった。
(三)外国出願人のうち、中国は1,055件で一位を占め、次いては米国(1,032件)、日本(866件)、香港(393件)、ドイツ(356件)だった。
上記の情報はTIPOウェブサイトにより翻訳されたものであり、その詳細は下記リンクによりご参照ください。
http://www.tipo.gov.tw/ct.asp?xItem=568724&ctNode=7123&mp=1