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IKEA、商標権侵害の疑いでインディ・ゲーム開発者に法的措置を取ると警告

2022/10/31 国際

IKEAはインディ・ホラーゲーム『ザ・ストア・イズ・クローズド(The Store Is Closed)』の舞台がIKEAの店内に酷似しているとして、同社の知的財産を侵害するコンテンツを削除しない場合は提訴すると開発者に警告したことが明らかとなっている。

 

『ザ・ストア・イズ・クローズド』は「無限に広がる家具屋」を舞台にしたCo-op型サバイバル・ゲームで、プレイヤーは「夜を生き延びるために武器を作り、基地を作る」というコンセプトのゲームとなっている。

 

開発を手掛けたインディ・スタジオのジギー(Ziggy)は一人でゲームを制作しており、クラウドファンディング・プラットフォーム「キックスターター」で募金を募って45,000ポンド(約770万円)の資金を調達している。募金の期間は今週までとなっており、ゲームは2024年にリリースが予定されている。

 

しかし、スタジオ名にもなっている開発者のジギーことジェイコブ・ショーによると、IKEAの弁護士から連絡があったという。『コタク』によると、彼は弁護士から通告書を受け取り、『ザ・ストア・イズ・クローズド』には「IKEAを彷彿させるロゴやデザインが無許可で使用されている」として、該当するコンテンツを削除するよう要求されたという。

 

通告書には次のように書かれている。「あなたのゲームの舞台になっている店舗には、北欧の言葉が書かれた青と黄色の看板、箱の形をした青い建物、IKEAの職員が着ているものと全く同じ黄色の縦縞のシャツ、灰色に塗られた通路、IKEAの家具に似た家具、IKEAで使われているものに似た商品の看板などが見受けられます。これらの証拠から、このゲームの舞台はIKEAの店舗(をモデルにした)ことは一目瞭然です」

 

さらに、「(ジェイコブ・ショーは)IKEAを彷彿とさせる物を(ゲーム内で)無断で使用しており、米国商標法である合衆国法典第15編の第1125条、およびランハム法の第43条の条項、および米国の各州の不正競争防止法および偽装広告防止法に反しています」と言及している。

 

一方、ジェイコブ・ショーは黄色と青の看板はゲームのメイン・メニューにしか表示されず、ゲーム内の家具はすべて「一般的な家具を再現した3Dグラフィック・データ」を使用していると主張しているが、プレイヤーや報道関係者の多くが『ザ・ストア・イズ・クローズド』とIKEAの類似性を指摘している。ジェイコブ・ショーは10日以内に「IKEAの店舗を彷彿させるものすべてをゲームから削除する」よう求められている。

 

ジェイコブ・ショーはインタヴューで次のように答えている。「キックスターターの最後の週は、一部のプレイヤーにテストプレイしてもらうために新しいコンテンツを準備するつもりでしたが、今は訴えられないように、頑張ってゲームのヴィジュアルを全部作り直さないといけません」

 

本文章は『NME Japan』から転載されたものです

經通國際智慧產權事務所

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