「岩手」の商標登録、中国当局認めず 湖南省の会社が申請
2017/09/21 中国岩手県は21日、中国湖南省の会社が申請した商標「岩手」の登録を中国商標局が認めなかったと発表した。県によると、同社は平成26年11月、家庭用磁器、陶器商品に商標「岩手」を使いたいと商標局に申請。県は「岩手は日本本州東北地方の県で、中国の公衆にも外国地名として認識されている」と異議を申し立てた。
商標局は異議を受け入れ、今年3月、登録拒絶を決定した。同社から不服審判の請求がなく、決定は確定したという。
県ものづくり自動車産業振興室の藤田芳男特命参事は「県産品の輸出に影響がある事案で異議が通って良かった。今後も知的財産保護のため適切に対処する」と述べた。
本文章は『Sankeibiz』から転載されたものです。