台湾2016年度上半期の知財統計情報
2016/08/04 台湾経済部知的財産局の2016年度上半期の知財統計情報によると、発明特許、実用新案、意匠三種類の特許の新規出願総件数は34,494件で、2015年同期より2.55%減となった。一方、商標の出願件数は38,269件で、1.50%増となった。
一、特許出願の趨勢
(一)2016年度上半期、三種類の特許新規出願総件数は34,494件で、2015年同期より2.55%減となった。そのうち発明特許は20,622件で、実用新案は9,927件で、それぞれ2.17%、6.23%減となったが、意匠は3,945件で、5.74%増となった。
(二)発明特許出願のうち、国内出願人の出願件数は7,447件で、6.84%減となり、それに対して国外出願人による出願件数は13,175件で、0.69%増となった。国外出願人のうち、日本は5,994件で1位を占め、米国(3,409件)、韓国(807件)、中国(649件)、ドイツ(631件)が後に続く。
(三)発明特許出願トップ5について、国内出願人においてそれぞれ鴻海精密工業(176件)、AUO(133件)、Acer(109件)、ITRI(87件)、CSR(78件)となった。一方、国外出願人においてそれぞれIntel(375件)、Qualcomm(313件)、半導体エネルギー研究所(204件)、東京エレクトロン(166件)、アプライド マテリアルズ(148件)となった。
(四)国内発明特許出願人のうち、企業は5,144件で、高等教育機関は776件で、研究機構は259件で、それぞれ2015年同期より8.16%,9.56%、7.17%減となった。それに対して個人は1,268件で、0.96%増であった。高等教育機関による出願において、南臺科技大学と清華大学(52件)は1位を占め、成功大学(40件)、交通大学(32件)が後に続く。
二、特許公告登録の趨勢
(一)2016年上半期、三種類の特許公告登録件数は38,851件になり、2.14%の成長であった。そのうち、発明は24,933件で、意匠は4,017件で、それぞれ7.01%と11.49%の増加だったが、実用新案は9,901件で11.07%の減少だった。
(二)発明特許出願のうち、国内出願人の公告登録件数は10,773件で、国外出願人の公告登録件数は14,160件で、それぞれ3.18%、10.12%増となった。国外出願人のうち、日本は6,050件で1位を占め、米国(4,187件)、韓国(961件)、中国(681件)、ドイツ(565件)が後に続く。
(三)発明特許公告登録トップ5は、国内出願人においてそれぞれ鴻海精密工業(352件)、ITRI(348件)、AUO(316件)、TSMC(304件)、Wistron(291件)となった。一方、国外出願人においてそれぞれ半導体エネルギー研究所(427件)、Intel(411件)、東京エレクトロン(232件)、Apple(218件)、Qualcomm(201件)となった。
三、商標出願の趨勢
(一)2016年度上半期、商標の出願件数は38,269件で、昨年同期より1.50%
増となった。
(二)国内出願人による出願件数は27,684件で0.32%増であり、外国
出願人による出願件数も10,585件で、4.72%の成長であった。
(三)外国出願人のうち、中国は(2,169件)1位を占め、次いては米国
(1,904件)、日本(1,739件)、韓国(803件)、香港(739件)だった。
上記の情報はTIPOウェブサイトにより翻訳されたものであり、その詳細は下記リンクによりご参照ください。
http://www.tipo.gov.tw/ct.asp?xItem=597632&ctNode=7123&mp=1