特許権侵害訴訟の被告となったTSMC パテントトロールから技術を守るとコメント
2024/08/06 台湾米国で登記しているAICP社は先週木曜日(8月1日)、米国テキサス州東区地方裁判所へ、台湾積体電路製造(TSMC)が7件の集積回路に関する特許を侵害しているとして権利侵害訴訟を提起した。AICPは、TSMCがフリースケール・セミコンダクタ(現在のNXPセミコンダクターズ)用に生産したHMP製品、聯発科(メディアテック)用に生産した28nmプロセス製品、アップルA15 Bionicに搭載されたFinFETの5、7、10、16 nmプロセス製品が、いずれもAICPの特許を侵害しており、TSMCが6件の28nm特許を侵害し、1件のFinFET特許を侵害していると指摘。
提訴に対しTSMCは、この事件はいわゆるパテントトロールの特許不実施主体(Non-Practicing Entity;NPEs)による典型的な事例で、すでに法的手続に入っており、TSMCは司法手続を通じて自社技術を守っていくとの声明を発表した。
※本文章は『台湾知的財産権情報サイト』から転載されたものです。