台湾2016年度第4四半期の知財統計情報
2017/02/07 IP 統計経済部知的財産局の2016年度第4四半期の知財統計情報によると、特許の新規出願総件数は19,827件で、昨年同期より1.71%減となった。一方、商標の出願件数は21,157件で、3.12%増となった。
一、特許出願の趨勢
(1)2016年度第4四半期、特許の新規出願総件数は19,827件で、昨年同期より1.71%減となった。そのうち発明特許は12,365件で、実用新案は5,189件で、それぞれ0.20%、8.68%減となったが、意匠は2,273件で、8.29%の増加だった。
(2)発明特許出願のうち、国内出願人の出願件数は5,353件で、国外出願人の出願件数は7,012件で、それぞれ2.98%増と、2.50%減となった。国外出願人のうち、日本は2,920件で1位を占め、米国(1,829件)、中国(491件)、韓国(463件)、ドイツ(345件)が後に続く。
(3)発明特許出願トップ5について、国内出願人においてそれぞれTSMC(600件)、ITRI(293件)、Inventec(193件)、MIRDC(119件)、鴻海精密工業(93件)となった。一方、国外出願人においてそれぞれIntel(310件)、半導体エネルギー研究所(147件)、Qualcomm(131件)、Applied Materials(77件)、日東電工(77件)となった。
(4)国内発明特許出願人のうち、企業は3,540件で、研究機構は677件で、それぞれ昨年同期より4.92%、9.37%増となった。一方、高等教育機関は451件で、23.82%減となった。南開科技大学(30件)と清華大学(30件)は1位を占め、勤益科技大学(23件)、成功大学(21件)が後に続く。個人は685件で、昨年同期より11.38%増となった。
二、特許公告登録の趨勢
(1)2016年第4四半期では、三種類の特許公告登録件数は19,744件になり、3.54%の減少であった。そのうち、発明は12,694件で、実用新案は5,153件で、意匠は1,897件で、それぞれ4.09%、0.94%と6.64%の減少だった。
(2)発明特許出願のうち、国内出願人の公告登録件数は5,531件で、国外出願人の公告登録件数は7,163件で、それぞれ5.73%、2.78%減となった。国外出願人のうち、日本は3,118件で1位を占め、米国(1,918件)、韓国(574件)、中国(381件)、ドイツ(314件)が後に続く。
(3)発明特許公告登録トップ5は、国内出願人においてそれぞれ鴻海精密工業(283件)、ITRI(178件)、TSMC(162件)、AUO (158件)、Wistron(86件)となった。一方、国外出願人においてそれぞれIntel(241件)、半導体エネルギー研究所(189件)、東京エレクトロン(118件)、LG化学(104件)、S-LCD(100件)となった。
三、商標出願の趨勢
(1)2016年度第4四半期、商標の出願件数は21,157件で、昨年同期より3.12%成長した。
(2)国内出願人による出願件数は15,351件で、外国出願人による出願件数は5,806件で、それぞれ2.11%、5.91%成長した。
(3)外国出願人のうち、中国は1,155件で一位を占め、次いては日本(1,020件)、米国(956件)、香港(402件)、韓国(372件)だった。
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https://www.tipo.gov.tw/ct.asp?xItem=613856&ctNode=7127&mp=1