グッチがアリババを提訴 「むしろ賠償金を支払っても和解しない」-馬雲
2015/11/09 中国11月6日、経済誌「フォーブス」のウェブサイトに掲載した報道によると、中国の電子商取引最大手、阿里巴巴集団(アリババ・グループ)の創始者、取締役会の馬雲会長は、フランスを本拠地とするケリングが、商標権を侵害し、偽ブランド品を取り扱った容疑でアリババを相手取って訴えたことについて、「敗訴し、賠償金を支払うことになっても和解しない。それでも、尊厳と尊重を勝ち取る」と強調した。
今年5月、ケリング傘下のぜいたく品ブラントはニューヨークマンハッタン連邦地裁にアリババを相手取って訴えた。訴状の中で「アリババ及び関連企業は偽造品の生産者にオンライン広告及び必要なサービスを提供した」と指摘した。原告ケリングは裁判所にアリババの偽ブランド品の販売を止め、金額が不明な賠償金を支払うとの指令を出すよう要求した。
偽ブランド品の問題があった後、馬雲会長はフォーブスに「グッチ又は他ブランドのバッグがどうしてこんなに高いのか?これはでたらめだ」とし、「ぜいたく品ブランドも必ず自分の経営モデルを反省しなければならない」と建議した。
だが、フォーブスの取材に詳しいアリババの関係筋は「フォーブスの取材と報道は中国市場に対し偏見を持ち、主観的な色が濃い。実際は馬雲会長の説明は全面的だったが、フォーブス側は自分に有利な内容だけを抜き取った」と指摘した。
本文章は『新華ニュース』から転載されたものです。