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《知財》ペッパピッグ商標侵害、被害は数千万ドル

2018/09/27 国際

世界的に人気の高い子豚のキャラクター「ペッパピッグ」が商標権侵害で被った損失額は、中国国内だけで数千万米ドル(1米ドル=約113円)規模——。英エンターテインメント・ワンUKのブランド管理責任者はこのほど、ニュースサイト澎湃新聞の取材に対して、同社の知的財産権侵害による被害額を明らかにした。

 

ペッパピッグはエンターテインメント・ワンUKと英アストレー・ベイカー・デイヴィス社が共同制作したキャラクター。2004年にアニメ化され、世界180カ国余りで40種以上の言葉に訳され人気を博している。

 

澎湃新聞が25日に伝えたところによると、ペッパピッグの名前が中国で初めて商標登録申請されたのは、国内でアニメが放映される前の11年11月で、申請者は「揚州金霞塑膠有限公司」。対象は電動歯ブラシ、くし、ブラシ、つまようじなどで、13年1月には商標登録が認められた。

 

中国国営中央テレビ(CCTV)などで15年6月から正式な放映が始まってからは、ペッパピッグの中国名「小猪佩奇」をはじめ、登場キャラクターの名称やイメージ画像などが相次ぎ無断で商標登録申請されたという。

 

インターネット上ではキャラクターを無断使用した関連商品などが大量に出回っており、既に正規品と偽物の見分けがつかない状態。エンターテインメント・ワンUKは17年1月、警察当局と共同で広東省汕頭(スワトー)、東莞の両市で取り締まりを実施し、キャラクターを無断使用した商品1万3,000点以上を発見した。民事提訴による損害の回復も積極的に進めているが、偽物が出回るスピードは速く、いたちごっこの状態が続いているという。

 

本文章は『アジア経済ニュース』から転載されたものです。

經通國際智慧產權事務所

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