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中国で人気のみかん「愛媛38号」は愛媛で作っていない!苗木が持ち出された?

2023/03/02 中国

中国で人気の「愛媛38号」という名前のミカン。日本から流出した可能性もあり、波紋が広がっています。

 

握りつぶすとジュースのようにあふれる果汁。ここ数年、中国で一番人気の「愛媛38号」というミカンのPR動画です。中国のSNSで「愛媛38号」を検索すると、次々と投稿が表示されます。中国では1キロ200円程度で販売されています。愛媛と名前の付く、このミカン。どこで栽培されているのでしょうか。

 

愛媛県の生産者、天晴農園副リーダー・片岡正嘉さん:「(愛媛)38ってなんぞ。生産者側も知らない

 

愛媛県・中村時広知事:「確認されてるのは愛媛38号という品種だが、愛媛県では作っていません。名前だけは愛媛38号というのが使われているのは確認されている」

 

何と愛媛県では栽培されていないといいます。しかし

 

愛媛県・中村時広知事:「1998年の話、今からもう二十数年前に(中国から)視察団が来て、その時に(持ち出した)という可能性はある」

 

1998年に愛媛県が受け入れた中国の視察団が試験中のミカンの苗木を持ち出した可能性があるというのです。現在、愛媛38号は四川省や湖北省などで栽培されています。なぜ、愛媛38号という名前なのか。人気のミカンが関係する可能性を関係者は指摘します。

 

愛媛県・農産園芸課:「『紅まどんな』が、愛媛果試第28号で品種登録されている。差別化のために38号にしたのではないか」

 

海外でも人気のある「紅まどんな」。それにあやかろうとしているのでしょうか。さらに県は、中国で「愛媛」を商標登録しています。普通なら愛媛38号は使えないはずです。

 

愛媛県は、日本有数のミカンの産地で近年は輸出が増加しています。

 

愛媛県の生産者、天晴農園副リーダー・片岡正嘉さん:「憤りはある。これは氷山の一角なので、負けないようにしっかり作ろうと思う」

 

愛媛を名乗る中国のミカン。

 

愛媛県・中村時広知事:「今後、そういったことが起こらないよう、しっかり管理する体制は整えている」

 

愛媛県は、現在は海外からの視察団を受け入れないなど対策を強化しています。

 

本文章は『テレ朝news』から転載されたものです。
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