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中国・無断商標登録問題 黒酢メーカーも商標権 奪回へ

2018/10/11 中国

鹿児島の芋焼酎の蔵元が、中国で無断で登録された商標権を取り戻したニュースを先日お伝えしましたが、同じく鹿児島の特産品である黒酢のメーカーも商標権奪回に向け、動き出しています。

 

霧島市福山町の「福山黒酢」は、「桷志田」のブランドで黒酢を製造しています。福山黒酢は、輸出のために中国で「桷志田」を「酢」の商標として登録していましたが、5年前、「清涼飲料水」の区分でイギリスの会社に無断で商標登録されていたことが分かり、中国への輸出は本格的に進んでいない状態です。

 

11日は、鹿児島相互信用金庫・海外・貿易相談所の村田秀博所長らが福山黒酢を訪れ、対応策として、商標登録後3年間、権利者が商標を使っていなければ登録を取り消せる中国の制度を利用することを勧めました。

県内では焼酎の蔵元だけでなく、黒酢メーカーの「坂元醸造」もこの制度を活用して、第三者が無断で登録していた商標権を無効にさせていて、福山黒酢は8万円ほどの費用で取り消し請求の手続きをとることを決めました。

 

(福山黒酢「桷志田」 津曲晋作・取締役)「ブランドを守ることの大切さを痛感した。国内の人口が減りつつある中、海外でのビジネスは大事だと思っており、中国本土でも今後は堂々と販売展開が出来ることにわくわくしている」

 

県内でも海外への販路拡大を目指す企業が増えていますが、外国での迅速な商標登録など、自社ブランドを守る取り組みがいっそう求められる時代ともなっています。

 

本文章は『MBC 南日本放送』から転載されたものです。

經通國際智慧產權事務所

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