グリー、Supercellと米国で提起していた訴訟の和解が成立 Supercellに保有特許の非独占的使用権を付与 両社で機密和解契約も締結
2021/08/17 国際グリー<3632>は、8月17日、Supercellに対して米国連邦裁判所で提起していた訴訟について、和解が成立したことを発表した。
同社は、2019年2月以降、Supercellが米国において配信・運営を行うゲームが同社所有の様々な特許を侵害していると主張し、アメリカ合衆国テキサス州東部地区連邦裁判所マーシャル支部に対して複数の損害賠償請求訴訟を提起していた。また、Supercellも米国特許庁に対して同社特許の無効審判を複数提起していた。
グリーは、2021年5月10 日付「訴訟の陪審評決(勝訴)に関するお知らせ」で開示した通り、この訴訟の一部について勝訴の陪審評決を得。 その後、アメリカ合衆国テキサス州東部地区連邦裁判所マーシャル支部にて進行中の7件全ての訴訟を含む、両社間における紛争および訴訟全ての解決および取下げに向け、Supercellとの協議を重ねた結果、本日(8月17日)和解が成立した。
両社は、両社間における現在の紛争すべてを友好的に解決し、Supercellに対して保有特許の非独占的使用権を付与し、訴訟を提起しない相互の約定を行うとともに、将来起こり得るいかなる紛争も解決する仕組みを定める機密和解契約を締結する。和解の諸条件については、和解契約の守秘義務の対象になるため開示は差し控えるとしている。
なお、この訴訟の和解が、グリーの2022年6月期の業績に与える影響は軽微としている。
※本文章は『gamebiz.jp』から転載されたものです