台湾2016年度第1四半期の知財統計情報
2016/04/28 台湾経済部知的財産局の2016年度第1四半期の知財統計情報によると、特許の新規出願総件数は16,649件で、2015年同期より3.32%減となった。一方、商標の出願件数は18,033件で、3.76%増となった。
一、特許出願の趨勢
(一)2016年度第1四半期、特許の新規出願総件数は16,649件で、2015年同期より3.32%減となった。そのうち発明特許は10,306件で、実用新案は4,551件で、それぞれ2.08%、7.07%減となった。そして意匠は1,792件で、0.39%の微減だった。
(二)発明特許出願のうち、国内出願人の出願件数は3,505件で、11.65%減となり、それに対して国外出願人による出願件数は6,801件で、3.71%増となった。国外出願人のうち、日本は3,375件で1位を占め、米国(1,645件)、韓国(416件)、ドイツ(313件)、中国(264件)が後に続く。
(三)発明特許出願トップ5について、国内出願人においてそれぞれAUO(74件)、ITRI(53件)、Acer(50件)、鴻海精密工業(48件)、AOET(38件)となった。一方、国外出願人においてそれぞれIntel(151件)、Qualcomm(150件)、東芝(122件)、半導体エネルギー研究所(105件)、HP(90件)となった。
(四)国内発明特許出願人のうち、企業は2,467件で、2015年同期より13.65%減となり、高等教育機関も310件で、23.46%減となった。高等教育機関による出願において、清華大学(27件)は1位を占め、成功大学(18件)、交通大学と勤益科技大学(16件)が後に続く。一方、個人は601件で1.18%増であり、研究機構も127件で、14.41%増であった。
二、特許公告登録の趨勢
(一)2016年第1四半期まで、三種類の特許公告登録件数は19,093件になり、0.37%の成長であった。そのうち、発明は12,553件で、意匠は1,866件で、それぞれ4.36%と10.55%の増加だったが、実用新案は4,674件で11.93%の減少だった。
(二)発明特許出願のうち、国内出願人の公告登録件数は5,243件で、3.48%減となった一方、国外出願人の公告登録件数は7,310件で、10.82%増となった。国外出願人のうち、日本は3,221件で1位を占め、米国(2,168件)、韓国(479件)、中国(307件)、ドイツ(280件)が後に続く。
(三)発明特許公告登録トップ5は、国内出願人においてそれぞれITRI(192件)、AUO(176件)、TSMC(169件)、Wistron(167件)、UMC(100)となった。一方、国外出願人においてそれぞれIntel(247件)、半導体エネルギー研究所(222件)、東京エレクトロン(131件)、Qualcomm(118件)、Apple(106件)となった。
三、商標出願の趨勢
(一)2016年度第1四半期、商標の出願件数は18,033件で、昨年同期より3.76%増となった。
(二)国内出願人による出願件数は12,890件で2.06%増であり、外国出願人による出願件数も5,143件で、8.30%の成長であった。
(三)外国出願人のうち、中国は1,110件で一位を占め、次いては米国(966件)、日本(879件)、香港(361件)、韓国(317件)だった。
上記の情報はTIPOウェブサイトにより翻訳されたものであり、その詳細は下記リンクによりご参照ください。
http://www.tipo.gov.tw/ct.asp?xItem=587011&ctNode=7123&mp=1