「偽ダイワ」を駆逐 釣り具グローブライド、中国で増収
2017/05/12 中国釣り具ブランド「ダイワ」で知られるグローブライドは、中国での売り上げが好調だった。現地に密着した営業に加え、模倣品「偽ダイワ」の駆逐作戦が成果をあげている。
経済成長に伴い、中国では釣り人口が増加。ダイワブランドと見た目がそっくりな釣りざおやクーラーボックスが出回っていたという。純正品と偽物を見分けるホログラムを導入。さらに商標の無断使用の差し止めを求める訴訟を重ねてきた。こうした積み重ねもあり、2017年3月期の中国での釣り具事業は、前年比36%の増収だった。
ただ、営業利益は前年より0・1%減の34億円。岸明彦社長は「訴訟費用がかさんでいます」と苦笑い。
本文章は『朝日新聞』から転載されたものです。