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バンド名にアジア人への蔑称、商標禁止は違憲 米最高裁

2017/06/20 国際

米連邦最高裁は19日、アジア系米国人で構成されるロックバンドの名称「ザ・スランツ(The Slants、東洋人たち)」が人種差別的な中傷にあたるとして商標登録を認めなかった特許商標局の判断を無効とする判決を下した。

 

「スラント(slant)」は「つり目」の意味で、一般的にアジア人への蔑称とされる。

 

ザ・スランツは、オレゴン(Oregon)州ポートランド(Portland)を拠点に活動。バンドリーダーのサイモン・タム(Simon Tam)氏はバンド名について、差別語として使用されてきた言葉を差別される側が肯定的な意味で使う「再領有」だとし、アフリカ系米国人が「ニガー(黒人)」を音楽の歌詞に入れるのと同じだと主張している。

 

タム氏は声明で「8年間に及ぶ非常に苦しい法廷闘争の末、最高裁で勝利したことに興奮している」と心境を述べた。

 

米国で人種間の緊張が高まる中、表現の自由を保障した憲法修正第1条をめぐる今回の裁判には大きな注目が集まっていた。

 

最高裁が全会一致で下した今回の判決は、呼称が特定の人たちへの侮辱にあたるとして非難の的になっている組織にとっては朗報になるとみられる。特に米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のワシントン・レッドスキンズ(Washington Redskins)は、「赤い肌の人たち」を意味する「レッドスキン(redskin)」という言葉が人種差別的だとして、米先住民の活動家らから長い間、抗議を受けている。

 

本文章は『AFPBB News』から転載されたものです。

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