「野田村荒海ホタテ」を登録 国のGI保護、本県2例目
2017/11/11 国際農林水産省は10日、地域の農林水産物や食品を国がブランドとして保護する地理的表示(GI)保護制度に、野田村特産のホタテガイ「岩手野田村荒海(あらうみ)ホタテ」など6品を登録した。本県では奥州市の前沢牛に続く2例目で、水産物では初。国の「お墨付き」を得たことで、生産者は販路拡大に期待を寄せる。
GI保護制度は、産地が長年育んだ特別な生産方法で高い品質や評価を得ている産品を知的財産として保護する。申請した品目を専門家が審査し、基準を満たした産品はGIマークを付けて流通できる。
荒海ホタテは、三陸沿岸では開放性が高く、外海の波浪の影響を受けやすい野田湾で生産。潮通りがよくプランクトンが豊富な海でかご養殖し、自由に動き回らせることで、肉厚でうまみが濃く、弾力のあるホタテガイができる。
本文章は『岩手日報社』から転載されたものです。