中国企業が商標権侵害で米クアルコムを提訴、1000億ドルの罰金支払いを要求
2015/03/18 中国中国本土の半導体企業が商標権侵害を侵害しているとして、米半導体大手クアルコムにその時価総額に相当する1000億ドルの罰金支払いを求めた。台湾・中央社の17日付報道によると、北京政府はこれに先立ち、クアルコムに10億ドルの罰金支払いを命じた。
上海高通は2014年、米クアルコムの中国名「高通」が中国で登録した商標を侵害したとして訴訟を起こした。上海高通は入力ソフトとチップ会社であり、1992年に「高通」を商標登録した。これにより、同社はクアルコムに1億元の賠償金支払いを要求した。
本案件は判決はまだ下されていないが、上海高通は17日、北京政府にクアルコムの中国における商標権侵害を調査するよう要求した。
上海高通の弁護士代表である陳若剣氏によると「クアルコムに当社の売上高の3倍に相当する1000億ドルの罰金支払いを要求する。1000億ドルは米クアルコムの中国における3年間の売上高だった。われわれは国家工商行政総局にクアルコムへの調査と懲罰を要求する申請書を提出した」と明らかにした。
本文章は『新華ニュース』から転載されたものです。