タイで「讃岐」の商標申請 香川の製麺業者組合 異議申立へ
2019/10/10 国際東南アジアのタイで、「讃岐(さぬき)」という文字を含む商標の登録が申請されていることが分かり、香川県内のさぬきうどんの製麺業者でつくる組合は、11日にもタイの当局に異議申し立てをする方針を決めました。
香川県の関係者などによりますと、日本の特許庁にあたるタイの商標当局に、「讃岐」という漢字とローマ字を含む商標登録が申請されていることが分かりました。
申請したのは、台湾に親会社がある麺類を販売するタイの現地法人で、香川県との関係は確認できていないということです。
これを受けて、香川県内のさぬきうどんの製麺業者でつくる「本場さぬきうどん協同組合」は県と対応を協議し、11日にもタイの商標当局へ異議を申し立てる方針を決めました。
具体的には、商標登録を申請した現地法人以外でも、「讃岐」の文字を商品に使えることをタイの当局が保証するよう求めるとしています。
「本場さぬきうどん協同組合」によりますと、香川県内の企業には、タイにうどん店を出店したりうどんの麺をタイに輸出したりしているところもあるということです。
組合では「自分たちの活動に制約が出ないよう主張を訴えていきたい」と話しています。
※本文章は『NHK』から転載されたものです。