マスク氏、「テスラキーラ」の商標出願 テキーラ業界反発
2018/11/14 国際米電気自動車(EV)大手テスラの共同創業者であるイーロン・マスク氏が、蒸留酒の名称として社名をもじった「テスラキーラ」という名称の商標登録を出願した。米特許商標庁のウェブサイトで判明した。
商標は「アガベを原料とする蒸留酒」とされている。アガベはテキーラの原料となる多肉植物。メキシコ、欧州連合(EU)、ジャマイカでも同様の出願があったという。
マスク氏は幅広い関心で知られ、EVだけでなく、ロケット打ち上げ会社「スペースX」やトンネル掘削ベンチャーも設立している。10月12日、ツイッターにテスラのロゴと赤・白のラベルの画像を付けて「テスラキーラが近日登場」と投稿していた。
メキシコのテキーラ規制委員会は、テスラキーラという名称はテキーラと勘違いさせるとし、「テキーラとして実現可能なものにしたいのであれば、公認のテキーラ製造業者と提携し、一定の基準を満たし、メキシコの産業財産庁に承認を要請しなければならない」と述べた。
テスラはコメントの要求に答えていない。
本文章は『ロイター』から転載されたものです。