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韓国の商標問題が過熱 ルイ・ヴィトンに類似したチキン店に罰金

2016/04/24 国際

 韓国のフライドチキン店「ルイヴィ・トンタク(LOUISVUI TONDAK)」が、フランスの高級メゾン「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」に似せた商号を使用したとしてソウル中央地裁から1450万ウォン(約140万円)の罰金を命じられたことが話題を集めた。韓国では近年、知的財産権問題が過熱気味のようだ。

 

 「トンタク」は、韓国語で「鶏の丸焼き」を意味するが、「ルイヴィ・トンタク」は店名だけではなくナプキンや包装紙にプリントされたロゴも「ルイ・ヴィトン」に類似していた。現地メディアのハンギョレやThe Korea Timesの報道によると、昨年9月に「ルイ・ヴィトン」が商号の使用中止を求め提訴を起こし、ソウル中央地裁は同店が使用中止に従わない場合は1日につき50万ウォンの罰金の支払いを警告した。これを受けて「ルイヴィ・トンタク」の経営者キムは店名を「チャルイヴィ トンタク(chaLOUISVUI TONDAK)」に変更したが、同地裁は「単語の区切りを変えただけで発音はほとんど変わらない」と判断。29日間営業を続けたことから1450万ウォンの支払いを命じる判決を言い渡したという。

 

 韓国ではフライドチキン店が多いが、「ルイヴィ・トンタク」以外にもイタリアの「プラダ(PRADA)」を彷彿とさせる逆三角形ロゴを使用した「PRADAK」や、スポーツブランド「アディダス(adidas)」に似た「adidaks」といった類似性の高い店も存在する。特にファッション分野における類似品や商標権の問題は根強く、イギリスの「バーバリー(Burberry)」は過去にカラオケ店や下着メーカーなどを相手に訴えを起こしている。しかし、安東地方の方言が語源の「バーバリー餅」がファッションブランド名と類似していることから韓国の特許庁に商標出願を拒否されるなど、知的財産権をめぐる過敏な反応についても問題視されているようだ。

 

本文章は『Fashionsnap.com』から転載されたものです。

經通國際智慧產權事務所

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