「小豆島は有名」 中国当局、商標「香川小豆島」認めず
2021/01/18 中国香川県の小豆島の名称を使い、中国で商標出願された「香川小豆島」について、中国商標局が商標登録を認めない決定をした。香川県が18日、発表した。異議を申し立てた県の主張に沿い、「小豆島は中国でも有名」と判断したという。
香川県によると、中国内の個人が2019年1月、麺やしょうゆ、調味料などの食品分野で「香川小豆島」を商標出願した。同県は中国商標局のホームページで把握。中国には「公衆に知られている外国地名は商標にできない」との規定があり、同県は、島の紹介がある中国の観光パンフレットなどを集めて同年9月、「小豆島は中国でもよく知られている」として異議を申し立てた。
県側代理人に1月中旬、出願を棄却したとする商標局の通知書が届いた。「小豆島は有名な観光島で、中国の公衆に知られている外国地名」とあったという。
県などはほかにも、中国内での「小豆島」や「讃岐牛」の商標出願に対して異議を申し立てている。
※本文章は『朝日新聞デジタル』から転載されたものです。