メッシ、法廷で勝利 「MESSI」の商標登録可能に
2018/04/27 国際欧州連合(EU)司法裁判所(ルクセンブルク)は26日、サッカーの世界的スター、メッシ選手が自身の名字を商標登録する際、EU知的財産庁がスペインの自転車関連商品ブランド「MASSI」(マッシ)と混同するため、登録は認められないとした決定について、取り消す判断を示した。今後、名字を用いた商標の登録が可能になる。
メッシ選手はサッカーのスペイン1部リーグ、バルセロナに所属。2011年、スポーツ用品や衣類などに「MESSI」の商標を付けて販売しようとEU知的財産庁に登録を申請した。しかし、マッシのブランドを所有する企業側が既に登録されているMASSIと「見た目も音もそっくり」と異議を申し立てた。
EU知的財産庁は異議を受け入れ、申請を却下したため、メッシ選手はEU司法裁の一般裁判所に提訴した。
判決は両者の類似性は問題になるほど高くない上、メッシ氏の「名声」により、多くの人はマッシと混同することはないと指摘した。EU側は上訴可能。
本文章は『産経フォト』から転載されたものです。