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「灘五郷」国のブランド指定へ 国内3例目

2018/05/23 日本

日本有数の酒どころ「灘五郷」について、国税庁は地域ブランドの価値を守るため「地理的表示(GI)」の対象に指定する方針を決めた。指定されれば、日本酒の産地として国内3例目。灘五郷内で採取した水を使ったり、醸造や容器詰めをしたりするなど一定基準を満たした清酒のみが灘五郷を名乗れる。

 

GIは特定の地域内で取れた農産物や酒類の品質を保証する制度。国税庁は地域ブランド化による付加価値アップ▽消費者の信頼性向上▽海外への輸出促進-などに効果があるとして認証を進めている。兵庫県では但馬牛と神戸ビーフの2品目が2015年12月に指定された。

 

酒類ではワインの「山梨」や泡盛の「琉球」などが指定されているが、兵庫県ではこれまで指定はない。約30社が加盟する灘五郷酒造協同組合(神戸市東灘区)から要請を受け、国税庁が審査していた。

 

指定案では灘五郷を「西郷」「御影郷」「魚崎郷」「西宮郷」「今津郷」の総称とし、神戸市灘区から西宮市にかけての範囲と明記。冬の寒風「六甲おろし」や、ミネラル分をほどよく含み鉄分の少ない地下水など、恵まれた自然環境によって「後味の切れの良い酒質」がもたらされると評価している。

 

さらに人的要因として、伝統的な技術を持つ丹波杜氏(とうじ)とともに、発酵・醸造学を専攻した研究者らが技術開発を進めている特長も挙げられている。

 

28日までパブリックコメント(意見公募)を実施。早ければ7月にも正式決定する。指定されれば、日本酒の産地としては山形県の「山形」、石川県の「白山」に続く3例目。

 

※本文章は『神戸新聞』から転載されたものです。

經通國際智慧產權事務所

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